覚書

好きな事用 主に映画、小説、漫画など

9冊目「君の膵臓を食べたい」住野よる

さわやかな西尾維新系、と勝手に思っています。キャラ化というか、デフォルメははげしめ。でもラノベほど文章が雑なわけではなく、とても丁寧に書き込まれている印象です。

主人公は根暗な高校生。ボーイミーツガールです。恋愛。青春。闘病。君と会えたから僕は人と関わるこを知ったんだ系。

わたしはお涙ちょうだいの闘病系の話は苦手でわりと倦厭してきたし、読んでも基本的に同じオチのように感じてしまうんですが、これは違いました。

とても良い終わり方だった。仕掛けとか、文体とかキャラとか、そういうのは好み別れる感じだし、わたし自身好きかと言われるとすごく好きな文章でもキャラでもないんだけど。
結末がすごかったなあ。
結末が。
おおかみこどもの雨と雪を思い出しました。あれもよかったなあ。

命というものの捉え方なのかもしれません。