27冊目「リング」鈴木光司
ここにきてテッパンを。ホラーが映画も小説も大好きなのは前の記事で書きましたが、日本映画界のホラーの頂点は、間違いなくリングだと思っています。
今見ても怖いもの!!!!笑
小説はですね、もちろんよくできた話ですが、「リング」「ループ」「らせん」絶対3冊セットで読んでほしいです。めっちゃ怖いホラーやと思ってたらものすごい泣けるSFやったぁぁああああってなります。あ、でもリング単品だとただのホラーですが。笑
主人公は映画では松嶋菜々子でしたが、小説では男の人です。怪死事件を追う記者。追っているうちに「呪いのビデオ」の存在を知って、という多くの人が知っている流れです。
語るの二回目ですが、やっぱりすげえなと思うのはグロじゃないんですよ。めっさ怖いけど。グロではないんです。ホラーなんです。痛々しい描写なんかで逃げてないホラー。私は和製ホラーが本当に好きで、それは古典作品に通じるものがあります。
日本のホラーって基本、「たたり」なんですよね。非業の死を遂げたものが、たたってなんぼなんです。たたるから怖い。ケガレ思想ってやつです。かわいそうで、つらそうで、胸が痛むけど、こっちに向かってこられるのはこわい。
まあゾンビも好きだけど!笑
鈴木光司はSF作家のイメージが強い。リング、本当によく組み立てられたお話です。
ぜひ3作とも読んでください。
あ、ちなみにリメイク版とかは好きじゃないです。貞子3Dとかもうサイレントヒルやんけ、と爆笑でした、、、。戦っちゃダメ。貞子と戦っちゃダメ、、、。
でも伽耶子vs貞子は見たいな。笑
リング【電子書籍】[ 鈴木 光司 ]
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