31冊目「年下の男の子」五十嵐貴久
かつて個人的に一大ブームだった五十嵐貴久さん。
多種多様なジャンルを書く人で有名ですね。デビュー作は「RIKA」という激烈なホラーだし、時代物(「安政五年の大脱走」。死ぬほど好き)も書きはるし、と思えばガッキーと舘ひろし主演だった「パパと娘の7日間」の原作もこの人の作品だし。青春物が割と多めになってきたかな。
そんな五十嵐さんの恋愛ものです。最近アラサーアラフォーの結婚してない女のひとが話題に上るからチョイスしました。
主人公は、バリバリ働くキャリアウーマン。確か34歳とかだった気がする。んで、会社に出入りする営業の年下の男の子にぐいぐいこられるんです。ぐいぐいぐいぐい。
でも、仕事は、とか年は、とかなんかとにかくありがちな「頭で考える」せいで前に進めないパターン。シリーズになってて、あと2冊?出てるのかな。個人的にはこの1冊目が一番好きだし一番面白いと思っています。
五十嵐さんの文章はわりとさくりと読めます。言葉も難しくないし、文も長くないし、キャラもそんなに深い感じに描くわけでもない。王道です。王道だからこそ泣けるし笑えるって感じ。
きゅんもあるので、今やってるドラマの「早子先生~」とか「私結婚できないんじゃなくて~」とかが好きな方は、ぜひ読んでみてください。
年下の男の子【電子書籍】[ 五十嵐貴久 ]
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