覚書

好きな事用 主に映画、小説、漫画など

35冊目「しあわせは子猫のかたち」乙一

これは本としては「失踪HOLIDAY」という短編集で中学生の時に読みました。

乙一さんはどっちかっていうとホラーのイメージが強くて「ZOO」とか「GOTH」とかグロいのはとことんグロくてファンの私でさえ「ああああああ」てウツになることもしばしば。

ひどい殺人した人の愛読書が乙一さんでやり玉に挙げられて責められている時もありましたが、私は本当にこの人の泣ける話を押したいです。

もう感動する話は本当に本当に泣けるんですよ。あったかくて悲しくて泣ける。

この「しあわせは子猫のかたち」もです。

男の子が主人公です。引っ越した先の家には、どうやら幽霊がいるらしく。奇妙な幽霊との同居生活の中で、わかること。

 

乙一さんは一人称がすごいうまい

柔らかいかたりくちで、奇妙な出来事が連なって、あったかくて泣ける。

今回はこれだけ書きましたが、他もおすすめです。「失はれる物語」とか「君にしか聴こえない」とかこのあたりの短編集は割と温かいお話ばかりなので、グロはいや!ていう人にこそ読んでください。

といいながら私「GOTH」大好きですけどね!笑

GOTH、すごい好き。グロでミステリーだけど。またいつかレビューします。