40冊目「向日葵の咲かない夏」道尾秀介
好きな作家さんのひとり。道尾秀介を紹介します。
ミステリー作家と思われているのでしょうか。よくわからないけど笑
ゴテゴテのミステリより、この作品のように幻想的というかホラー交じりの話のほうが私は好きです。謎解き要素はあんまりないかなあ。
主人公は小学生です。終業式の日、欠席したクラスメイトのS君を訪ねていくと彼は首つり自殺をしていました。しかし、S君が姿を変えて「僕」の前に現れます。
自分は殺されたんだ、という変わり果てた姿のS君と一緒に、僕と妹は事件の謎を追い始めます。
なんと説明したらいいかわからないんですが、とにかくミステリータッチではあるんです。不思議な事が起こるし、事件も。ドラマチックな人間関係も描かれて。
でも、ホラーというか幻想的な。
道尾秀介の作品は8割がた読んでますし、ミステリーもホラーも味わったけど、私はこの作品の不思議な雰囲気が一番心に残っているし、覚えています。
向日葵の咲かない夏【電子書籍】[ 道尾秀介 ]
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