41冊目「レフト・ハンド」中井拓志
ちょっと珍しいといか、あまり有名ではないやつを。笑
とかいいながら、この本すごい好きなんですけどね。ホラーです。医学ホラー。けっこうなグロ。第4回角川ホラー小説大賞とってるからけっこう評価は高いはずだけど、たぶんこのあとあんまり書いてない(アリスくらいかなあ)からな。
この人の全部読んだんだけどな。もっと書いてくれないかなあ。
ある企業から、致死率100%のウイルスが漏洩します。そのウイルスとは、感染者の左手のみをまるで生き物の様に動かし、脱皮するレフトハンド・ウイルス。
簡単に言うと、感染すると左手だけが生き残って、身体からブチっと取れます。その左手だけが、ぞわぞわ動き回る。
その研究をしていた影山は、漏洩事故とともに研究棟を乗っ取り、封鎖してしまいます。その目的は、実は。
っていう。
ホラーというかSF? パラサイトイブとかそっち系。
描写はグロいですが、私の嫌いな「グロさだけインパクトあるホラー」では決してありません。どちらかというと生物の進化や、研究者って、みたいなところにスポットが当たっている作品です。
最後じわっと感動した記憶があります。笑
「パラサイトイブ」、「感染」、前紹介した「天使の囀り」、瀬名秀明とか伊島りすととか貴志祐介とか、このあたりのバイオホラーがお好きな方は絶対面白いはず。
レフトハンド【電子書籍】[ 中井 拓志 ]
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